世界一やさしい
Pythonデスクトップアプリ開発のはじめ方
作りながらできる!実務で活かせるGUIアプリ制作
本書は、PythonでのGUI付きデスクトップアプリ開発の基礎と実践力をGUIプログラムの初心者でも身に付けられるようにと執筆しました。Pythonの入門書を読み終えた方、もしくはPythonを全く学んだ事がない方でも、他のプログラミング言語を使った経験があれば、Pythonの入門書を片手に読み進められる内容となっています。
以下のような方にお勧めです。
- Pythonの入門書を読み終えて、次はGUI付きデスクトップアプリを作ってみたい方
- デスクトップアプリで業務の自動化を実現したいが、何から初めて良いか分からない方
- GUIライブラリ選びに迷っている方、難しそうというイメージで一歩踏み出せない方
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目次
GUI付きデスクトップアプリを開発するための環境構築をします。プログラミングを始める際の最初の障壁が開発環境の構築です。Pythonのインストールから、その他のライブラリを簡単にインストールするためのツール、そしてアプリ開発の効率を上げてくれるツールの使い方などを解説します。
- Anacondaのインストール
- Visual Studio Codeのインストールと各種設定
- 仮想環境の構築
- Visual Studio Codeの基本操作
プログラムの基本となるファイル操作の基本を解説します。GUIアプリに限らず、シンプルなプログラムを除いてファイル操作が必ず必要となります。プログラム初学者の方がしばしば混乱してしまう相対パス、絶対パスの違いからファイルの作成、更新、削除などを実際にVisual Studio Code上で手を動かしながら学びます。
- ファイル操作の基本
- 相対パスと絶対パス
- Pythonでのファイル操作の基本
PythonでExcelを操作する方法について解説します。Excelは、業務上のあらゆる場面で使われており、Excel形式のデータと連携するニーズはかなり高いと思います。お使いのPCにExcelがインストールされていなくても構いません。本書では、Excelのインストールが不要なopenpyxlというライブラリを使用して、Excel形式のデータを操作します。
- Excel操作ライブラリ
- openpyxlを使ったExcel操作の基本
PythonのGUIライブラリであるPySimpleGUIの使い方について詳しく解説します。最初にPySimpleGUIの基本的な使い方やGUIアプリ開発の流れを解説します。次に、各種ウィジェットの使い方を実際に簡単なGUIアプリを作成しながら学びます。本書で取り扱うウィジェットは、一般的によく使われるウィジェットに厳選しています。各ウィジェットの主要プロパティーも載せておりますので、必要な時に再度確認し易くなっています。
- PythonのGUIライブラリー
- PySimpleGUIの基本
- 各種ウィジェットのプロパティーと使い方
- レイアウト分割とテーマの設定
本書の仕上げとして、実践的なGUI付きデスクトップアプリの開発を詳しく解説します。2章、3章、4章で学んだ内容を組み合わせて実践的なアプリを開発していきます。それぞれの知識をバラバラに習得しても、組み合わせられなければ実際に現場で使えるアプリを開発する事は出来ません。この章を終える頃には、現場で使えるGUI付きデスクトップアプリを自身で開発するための基礎が身に付きます。
- 備品管理アプリの概要
- 機能とイベントの検討
- プロジェクトの開始
- main.pyにアプリの骨子を作成
- アプリのレイアウト作成
- イベントの設定
- アプリの装飾
- さいごのまとめ
備品管理アプリの概要
メイン画面と初期設定画面
新規登録画面と備品管理画面